張り込み中、警察から職質されたら、どうする?
2025年11月19日
事件はラブホで起きている
探偵小沢
探偵は、いろいろな場所で張り込むことになるけど、いちばん多いのが対象者の自宅を張り込むケース。当然ながら、対象者の自宅の出入り口が見える場所に留まり続けることになる。だけど、対象者がいつ出てくるかはまったくわからないので、場合によっては早朝から深夜まで張り込むことだってある。
ちょっと想像してみてほしい。閑静な住宅街で見慣れないオッサンが朝から晩まで何時間もず〜っと同じ場所に立っている光景を。どう見ても不審者だし、怖いし、警察に通報するのは至極当然の行動だろう。
小沢「あー、ちょっと人を待っているんですよ」
これは嘘偽りのなき「事実」である。
警官「もう、朝からずっとここにいるでしょ? 通報入っちゃってるんですよー」
小沢「ですよね、待ちすぎですよね」
僕だって望んで長時間張り込んでいるわけではないという気持ちをグッと押さえて、笑顔で対応するのがポイント。
警官「ちょっとバックの中身見せてもらっていい?」
小沢「はい……」
ギク! やめてー! バックの中のビデオカメラを見られたら、ますます不審者だと疑われちゃう! それに探偵だって正体明かしたら、署でさらに詳しい話を聞かれちゃう!
お願い! 見逃して警官さん! 小沢が今ここで張り込みを中止したら、依頼者との約束はどうなっちゃうの!?
警官「ガサゴソ……ん? なんだ、これ!ビデオカメラ……? まさか……君は……!?」
小沢「……チッ、これだから勘のいい警官はキライだよ……」
こうして警察との決闘が始まる――なんてことはない。探偵と警察は真逆の立場にいる存在だと思っている方も少なくないだろう。だけど、探偵は警察が管理する行政組織「公安委員会」から探偵業の証明書を交付してもらい、探偵業務を行なっている。つまり、意外なことに警察と探偵って、いわば身内同士なんだよね。
ちょっと想像してみてほしい。閑静な住宅街で見慣れないオッサンが朝から晩まで何時間もず〜っと同じ場所に立っている光景を。どう見ても不審者だし、怖いし、警察に通報するのは至極当然の行動だろう。
小沢「あー、ちょっと人を待っているんですよ」
これは嘘偽りのなき「事実」である。
警官「もう、朝からずっとここにいるでしょ? 通報入っちゃってるんですよー」
小沢「ですよね、待ちすぎですよね」
僕だって望んで長時間張り込んでいるわけではないという気持ちをグッと押さえて、笑顔で対応するのがポイント。
警官「ちょっとバックの中身見せてもらっていい?」
小沢「はい……」
ギク! やめてー! バックの中のビデオカメラを見られたら、ますます不審者だと疑われちゃう! それに探偵だって正体明かしたら、署でさらに詳しい話を聞かれちゃう!
お願い! 見逃して警官さん! 小沢が今ここで張り込みを中止したら、依頼者との約束はどうなっちゃうの!?
警官「ガサゴソ……ん? なんだ、これ!ビデオカメラ……? まさか……君は……!?」
小沢「……チッ、これだから勘のいい警官はキライだよ……」
こうして警察との決闘が始まる――なんてことはない。探偵と警察は真逆の立場にいる存在だと思っている方も少なくないだろう。だけど、探偵は警察が管理する行政組織「公安委員会」から探偵業の証明書を交付してもらい、探偵業務を行なっている。つまり、意外なことに警察と探偵って、いわば身内同士なんだよね。