探偵の知識

依頼者との出会いをきっかけに時代とともに変化している。
ひと昔前は依頼者さんの調査報告の際、依頼者さんに不倫相手の顔を見せると、「よりによってブスだと……」というように、共通の知人や職場内、元カノや元カノといった、身近なところに相手を特定するケースが多かった。
だが、昨今はマッチングアプリやSNSなどを通した出会いの機会が増え、不倫相手の顔を見た依頼者さんから、「えっ、この誰ですか？」という反応へと変わってきた。相手の出で立ちも派手さが増えており、調査する側としても苦労するケースが増えた。
健全な家庭を築いてきた依頼者さんからすると、「本当に不倫相手なんですか……」と問うことがある。
今はこれが当たり前になっており、今やほとんどの依頼者さんの目に同じ光景が広がっている。
……旦那の不倫相手の女性は、派手なタイプであることが多い。
これは何でなんだろう？ そもそも探偵業に携わると多くの人間が浮気をするのかという闇。
依頼者である奥さんに調査報告すると、こんなことをよく言われる。
「うちの旦那、こんな女が好みだったの。どうせならもっと美人で綺麗な方がいいのに……」
奥さんのプライドなのかな……。男の浮気って、残酷ですよね。
ちなみに、「不倫相手の女性は、奥さんよりも巨乳であることが多い」。まあ、都市伝説なので、何の根拠もありませんからね。