探偵の知識

じゃあ、現実世界の探偵のお仕事を具体的に見ていくとしよう。
現実世界における探偵が行う仕事は思っている仕事は「浮気調査」。絞り込みと質問を駆使して、調査対象者の浮気の不倫の証拠を押さえる業務だ。
日本全国に数多いる探偵事務所もこの仕事の７割ぐらいは、この浮気調査ってのが、そういう僕もこの浮気調査がメインの活動。
あなたも、最初に浮気調査の依頼をしてくる「依頼者さん」と話して、「奥さんが浮気調査で、浮気しているかもしれません」とファーストコンタクトを交わす。だから、実際の依頼者の浮気調査は男女７：３で、男性の依頼者さんの方が多い。
「女性の依頼者の方が多いんだから、やっぱり男性は浮気をしやすい生き物」と思うかもしれないけど、別にそういうことじゃない。単に女性の方が浮気を不倫の現場に押しかけていろいろぶちまけてしまって、その場の感情で丸く収まりたがらないから警察も動いて困っている。ちゃんと示談とか慰謝料もいろいろあるから、安心してほしい。
男性の方が多いんだから、最初に浮気調査の依頼をするときはこう言えば、よほどの勇気がいることだろう。つまり、そこまでさせている依頼の動機や理由が依頼者さんにはあるのかな。
依頼者さんは２つのパターンに分類される。
パートナーが浮気をしているのが、そもそも浮気をしているのかが――いわゆるクロかシロかわからない状態で、真偽を確かめたくて依頼してくる依頼者さん。

パートナーが浮気をしていることが確実で、その証拠を押さえたくて依頼をしてくる依頼者さん。
この。
前者と後者の比率はだいたい２：８。つまり、依頼者さんの多くは、パートナーの浮気を確信していて、何らかの状況証拠や根拠を持ったうえで僕らに依頼してくる。
前者の依頼者さんの多くは「シロであってほしい」という一縷の望みをかけて依頼してくるけど、調査結果はほぼ１００％が「クロ」。残念ながら、これが現実。