探偵の知識

TVや映画に春場する探偵たちは一匹狼が多いが、実際には単独行動は非常に難しく、ほとんど行わないと考えていい。探偵はグループ行動が原則である。当然、通機器は必要不可久なグッズとなる。
探偵の通居機器といえばトランシーバー。尾行は3人1組が基本で、クルマによる尾行と徒歩による尾行は別の班だし、バレないための交代要員も用意することが多く、その連絡手段となるわけだ。盗聴波受信可能なモデルが便利である。携帯電話の電波が届かないエリアでは父かせない道具である。しかしトランシーバーというのは、普通、一般人は持ち歩いていないから、目立ってしまうというデメリットもある。
もっともポピュラーなのは、やはり携帯電話であろう。24時間体制でスタンバイしていなければならない職業柄、いつ呼び出されてもいいように、ほぼ100%の探偵が携帯している。
また、これだけ普及していれば、トランシーバーよりも目立たないので、尾行時の連絡にも使われる。トランシーバ1よりも広範囲に渡って連絡ができるというのも大きなポイント。探偵という商売も、携帯電話普及の恩恵を受けている業種なのだ。また、その携帯電話には、タクシー会社の連絡先一覧が入力されていなければならない。クルマがなくて対象者を追いかけられなくなってしまうようでは落第な
のだ。
よく勘違いされがちなのが、探偵が盗聴用の発信器を使っているのではないかということ。たしかに、ごく稀にドアの開閉音などを受信するために設置することもあるが、合法的に設置することが困難なことから、ほとんど使われることはないといっていい。