女探偵の得意技
2025年11月19日
図解 秘探偵・調査マニュアル
渡邉 直美
私たち女探偵が最も得意としているのは潜入捜査。とくに、水商売関係の店や個人宅への潜入は、男性にはちょっと真似のできない分野だ。
浮気相手の調査、客の素性割り出し、人探しと、理由は千差万別だが、探偵が水商売の店に潜入しなくてはならないことは少なくない。我々女性探偵なら、このような店への潜入は比較的簡単だ。
ほとんどの店で常に求人しているし、もし求人が出ていない場合でも、「雇ってもらえませんか」と飛び込んで聞けば、たいがい雇ってくれる。
もちろん、最初のうちはいくら潜入だからとはいっても、何カ月も(ある調査では、なんと1年近く同じ店で働いていたこともある)水商売をやるのには抵抗があった。しかし、今はもう仕事として割り切っているので大丈夫。ただし、それもキャバクラまで。ピンサロやソープといった風俗店への潜入はもちろんお断りなので、あしからず。
また、ご主人の依頼で、浮気調査のため個人宅に潜入することもときどきあるのだが、これも男性の探偵にはちょっと難しいケース。私たちなら、家庭教師、ハウスキーパー、ベビーシッターということにしていただき、潜入しやすいのだ。この場合の潜入期間は1週間前後。子供に勉強を教えながら、また部屋を片付けながら、奥さんの動向を調べることになる。
実は、私、あまりこの個人宅への潜入は得意ではない。なぜなら、料理が得意ではないから。
「お姉さんの作ったごはんマズい!!」と子供に文句を言われ、自己嫌悪に陥ることも・・・・・・・。
また、一般家庭への聞き込みをするときも男性より女性の方が成功することが多い。皆さんも、コワモテの男性がドアの前に立っているときより、かわいい女性が立っている方がドアを開けやすい
でしょ!
なかには、尾行、撮影など他のすべての部分ではきわめて優秀な成績を上げているにもかかわらず、まったく聞き込みが成功しないという探偵もいる。問題はもちろん顔。とにかくコワい顔をしているのだ。最近、あまりにも自分が聞き込みに失敗するので、その探偵さん、鏡で自分の顔をみながら、笑顔を作る練習をしているらしい。
浮気調査などで、対象者が主婦の場合の尾行も、私たち女探偵の独壇場だ。主婦の尾行というと、一見簡単そうだが、実は大間違い。彼女たちにはあまりにも時間があるため、どのような行動をとるのか予測がつかないのだ。浮気相手と会う前にデパートの下着売り場でじっくりと下着を選んで.....ということはよくあるのだが、男の探偵ではこのような場合、とてもじゃないが近づけない。
そして失尾、というパターンは少なくないのだ。
このような場合にも、私たちだったら下着売り場にいても違和感はないから、失尾の可能性は極めて少なくなるというわけだ。
このように無敵な女探偵たちにも弱点がある。
それは、彼氏。今まで私の周りでも何人もの優秀な女探偵が彼氏に反対されて探偵をヤメていったことか…•・..。だから、常に探偵業界では女探偵不足なのだ。
よく、調査依頼の相談に私が出て行くと「なんだ女かよ。女の探偵なんかじられないよ」とおっしゃる方がいるが、そんな方には、男性の探偵よりも女性の探偵の調査成功率は高いということをよーく知っておいていただきたい。数少ない女探偵があなたの依頼を受けてくれるといったら、ラッキーと思わなくちゃ。
浮気相手の調査、客の素性割り出し、人探しと、理由は千差万別だが、探偵が水商売の店に潜入しなくてはならないことは少なくない。我々女性探偵なら、このような店への潜入は比較的簡単だ。
ほとんどの店で常に求人しているし、もし求人が出ていない場合でも、「雇ってもらえませんか」と飛び込んで聞けば、たいがい雇ってくれる。
もちろん、最初のうちはいくら潜入だからとはいっても、何カ月も(ある調査では、なんと1年近く同じ店で働いていたこともある)水商売をやるのには抵抗があった。しかし、今はもう仕事として割り切っているので大丈夫。ただし、それもキャバクラまで。ピンサロやソープといった風俗店への潜入はもちろんお断りなので、あしからず。
また、ご主人の依頼で、浮気調査のため個人宅に潜入することもときどきあるのだが、これも男性の探偵にはちょっと難しいケース。私たちなら、家庭教師、ハウスキーパー、ベビーシッターということにしていただき、潜入しやすいのだ。この場合の潜入期間は1週間前後。子供に勉強を教えながら、また部屋を片付けながら、奥さんの動向を調べることになる。
実は、私、あまりこの個人宅への潜入は得意ではない。なぜなら、料理が得意ではないから。
「お姉さんの作ったごはんマズい!!」と子供に文句を言われ、自己嫌悪に陥ることも・・・・・・・。
また、一般家庭への聞き込みをするときも男性より女性の方が成功することが多い。皆さんも、コワモテの男性がドアの前に立っているときより、かわいい女性が立っている方がドアを開けやすい
でしょ!
なかには、尾行、撮影など他のすべての部分ではきわめて優秀な成績を上げているにもかかわらず、まったく聞き込みが成功しないという探偵もいる。問題はもちろん顔。とにかくコワい顔をしているのだ。最近、あまりにも自分が聞き込みに失敗するので、その探偵さん、鏡で自分の顔をみながら、笑顔を作る練習をしているらしい。
浮気調査などで、対象者が主婦の場合の尾行も、私たち女探偵の独壇場だ。主婦の尾行というと、一見簡単そうだが、実は大間違い。彼女たちにはあまりにも時間があるため、どのような行動をとるのか予測がつかないのだ。浮気相手と会う前にデパートの下着売り場でじっくりと下着を選んで.....ということはよくあるのだが、男の探偵ではこのような場合、とてもじゃないが近づけない。
そして失尾、というパターンは少なくないのだ。
このような場合にも、私たちだったら下着売り場にいても違和感はないから、失尾の可能性は極めて少なくなるというわけだ。
このように無敵な女探偵たちにも弱点がある。
それは、彼氏。今まで私の周りでも何人もの優秀な女探偵が彼氏に反対されて探偵をヤメていったことか…•・..。だから、常に探偵業界では女探偵不足なのだ。
よく、調査依頼の相談に私が出て行くと「なんだ女かよ。女の探偵なんかじられないよ」とおっしゃる方がいるが、そんな方には、男性の探偵よりも女性の探偵の調査成功率は高いということをよーく知っておいていただきたい。数少ない女探偵があなたの依頼を受けてくれるといったら、ラッキーと思わなくちゃ。