調査費用はどのように決まるのでしょうか。また、法令などで決まっている金額はあるのでしょうか。
2025年11月19日
離婚をめぐる法律とトラブル解決相談129
梅原 ゆかり
契約時に、料金体系の説明を受けて、どのくらいの費用がかかるか確認しましょう。
探偵等の料金については、法律による明確な取り決めはありまある程度の相場はありますが、最終的にはそれぞれの業者が設定している料金に、相談者が納得できるかどうかが決め手になるでしょう。
一般的な料金の体系は、弁護士などの料金体系と似ています。
まず、相談料です。1時間いくらと決めているところもあれば、 相談料は無料と謳っている業者もあります。次に、着手金です。
これは契約時に支払うもので、たとえ調査で浮気の事実が確認できなくても返金されないのが一般的です。さらに、調査が終了した際には、調査にかかった交通費や通信費、消耗品費などの実費や、調査に成功した際にかかる成功報酬などが加わります。
なお、これらの料金に関しては、契約時に書面で明確に示して説明することが必要とされていますので、どのような状況のときにどこまで払うのか、目安としてどの程度の金額が請求されるのかといったことをしっかりと確認しておきましょう。
・クーリング・オフをすることはできるのか
探偵と契約したものの「早まった」と思い直した場合、場合によってはクーリング・オフを利用して契約を解消することができます。クーリング・オフとは、申込みを行った契約や成立した契約について、一定期間の間、消費者から申込みを撤回または契約を解除できることを認める法律上の制度のことです。
探偵等との契約に対し、クーリング・オフが適用されるのは、 その契約が特定商取引法でいう「訪問販売」に該当する場合です。具体的には、業者の事務所や営業所以外の場所、たとえば相談者の自宅や喫茶店といった場所で契約を行った場合がこれに当たります。このような場所で契約する際に使用する契約書には、クーリング・オフに関する事項を記載した、いわゆるクーリング・オフ対応の契約書を使用する必要があります。
なお、契約の際に着手金などの支払いが行われていた場合は、 業者は速やかにその全額を依頼者に返金しなければなりません。
業者の事務所に出向いて契約をした場合は、当然「訪問販売」 には該当しないので、クーリング・オフをすることはできません。ただし、契約書にクーリング・オフができる期間の記載があれば、 可能です。契約をするまでは、精神的な負担も多く冷静に判断できないため、契約時にクーリング・オフができる旨を契約書に盛り込むようにすれば、契約後に冷静になって、考え直すことも可能です。
■ 料金のしくみ
・時間料金制:調査員の稼働時間に応じた料金体系
メリット:比較的明確
デメリット:長時間の調査には不利
・バック料金制:探偵社がサービスをまとめて定額料金とする
メリット:安価で調査可能
デメリット:短期間で終了した場合は割り高
・成功報酬制:着手金を支払い、 調査後に成功報酬を支払う
メリット:成果に応じた料金になる
デメリット:思っていない結果でも成功となれば、支払わなければならない
探偵等の料金については、法律による明確な取り決めはありまある程度の相場はありますが、最終的にはそれぞれの業者が設定している料金に、相談者が納得できるかどうかが決め手になるでしょう。
一般的な料金の体系は、弁護士などの料金体系と似ています。
まず、相談料です。1時間いくらと決めているところもあれば、 相談料は無料と謳っている業者もあります。次に、着手金です。
これは契約時に支払うもので、たとえ調査で浮気の事実が確認できなくても返金されないのが一般的です。さらに、調査が終了した際には、調査にかかった交通費や通信費、消耗品費などの実費や、調査に成功した際にかかる成功報酬などが加わります。
なお、これらの料金に関しては、契約時に書面で明確に示して説明することが必要とされていますので、どのような状況のときにどこまで払うのか、目安としてどの程度の金額が請求されるのかといったことをしっかりと確認しておきましょう。
・クーリング・オフをすることはできるのか
探偵と契約したものの「早まった」と思い直した場合、場合によってはクーリング・オフを利用して契約を解消することができます。クーリング・オフとは、申込みを行った契約や成立した契約について、一定期間の間、消費者から申込みを撤回または契約を解除できることを認める法律上の制度のことです。
探偵等との契約に対し、クーリング・オフが適用されるのは、 その契約が特定商取引法でいう「訪問販売」に該当する場合です。具体的には、業者の事務所や営業所以外の場所、たとえば相談者の自宅や喫茶店といった場所で契約を行った場合がこれに当たります。このような場所で契約する際に使用する契約書には、クーリング・オフに関する事項を記載した、いわゆるクーリング・オフ対応の契約書を使用する必要があります。
なお、契約の際に着手金などの支払いが行われていた場合は、 業者は速やかにその全額を依頼者に返金しなければなりません。
業者の事務所に出向いて契約をした場合は、当然「訪問販売」 には該当しないので、クーリング・オフをすることはできません。ただし、契約書にクーリング・オフができる期間の記載があれば、 可能です。契約をするまでは、精神的な負担も多く冷静に判断できないため、契約時にクーリング・オフができる旨を契約書に盛り込むようにすれば、契約後に冷静になって、考え直すことも可能です。
■ 料金のしくみ
・時間料金制:調査員の稼働時間に応じた料金体系
メリット:比較的明確
デメリット:長時間の調査には不利
・バック料金制:探偵社がサービスをまとめて定額料金とする
メリット:安価で調査可能
デメリット:短期間で終了した場合は割り高
・成功報酬制:着手金を支払い、 調査後に成功報酬を支払う
メリット:成果に応じた料金になる
デメリット:思っていない結果でも成功となれば、支払わなければならない