探偵の知識

呼び方が違うだけで特別意味はありません。事務所によっては得意、不得意の分野はあります。

　インターネットの検索サイトで「浮気調査依頼」と入力して検索すると、たくさんの広告サイトが表示されます。サイトの事業所名には、「探偵事務所」「興信所」「調査会社」などと記載されていますが、浮気調査を行うにあたっての違いは特にありませ以前は探偵は個人の調査、興信所は企業の調査をおもに行うという大まかなすみ分けがあったようですが、現在はその垣根が低くなっており、法律上も同じ「探偵業」に分類されています。 ただ、事務所の成り立ちによって、得意分野が違うことはあります。

・業者には守秘義務がある
　探偵業を営む事業者に対する規制を定めている法律として、平成19年6月に施行された「探偵業の業務の適正化に関する法律」 （探偵業法）があります。同法10条では、探偵業の従事者に対し、 「正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても、同様とする」と定めています。つまり、本人が他人に知られたくない情報まで知ってしまう可能性がある探偵業の事業者には、 医師や弁護士などと同様の守秘義務があるということです。なお、 守秘義務に関しては、重要事項説明書等の書面に記載し、契約時にその書面を交付して説明をすることも義務付けられています。