男の浮気はTSUTAYAレンタルと同じ
2025年11月19日
浮気とは「午前4時の赤信号」である。
すずきB
テレビを見ていたら、仁科亜季子さん(父は松方弘樹)が言っていた。「セフレは5人いる」「浮気はしないけど一体はする」。
つまり「本命または奥さん以外の女性にまで奪われなければ、カラダだけの関係ならあってもいい」的な考え方。
常識とそれまで言えるのは、さすが夜の帝王・松方さんのお坊っちゃまだ。
しかし、このような恋愛が苦手。女性に申し訳ないし、豪快なものではない。そもそもセフレという言葉が苦手。女性に申し訳ないし、カラダ目当ての恋なんて夢もロマンもない。文学的じゃない。我々浮気おじさんの浮気は、そこを目指してはいない(目指した時代もあったかもしれないが)。
「セフレ」というのは、「する」前提で、「する」ためのデートでしかない。だが我が目指すのは、女子との時間を〝まるで恋人同士〟のようにドキドキ楽しめる時間だ。デートしながら心の〝好きスイッチ〟をオンにして、勝手に股間が熱くなってる時間だ。過去に一度できたらといってまたできると過信せず、勝って兜の緒を締めて、勃って兜の緒を締めて挑む。その予測不能な時間が楽しい。
発明王エジソンが「天才とは1%のひらめきと、99%の努力」という名言を残したが、まさに「できるかもしれない1%の可能性」を信じて、「ムダかもしれない99%の恋の努力」をする時間がこそ楽しいのだ。
「ふーん。じゃ、そんな男の浮気とは何なの? 友達以上、恋人未満?」
そんな昭和歌謡の歌詞のような質問をよこされるが、僕はこう答える。
「大人フレンド」
1%の「できる」かもしれない可能性があるなら、たんなる「友達」ではない。だが、大人の事情でそれなりの時間に帰宅しなければいけないし、大人の理解がないとうまくいかない。でも大人のノリで時として友達以上のスキンシップも大切にする。それがあるからこそ「1%」を信じるし、とはいえ結果、何もなくてもムクレない。そんな、少しの理性とロマンが混在する大人カンケイ。おとなイズム。だから「大人フレンド」。
そういえば、以前、飲み屋で知り合った初老のおじさんから、浮気の極意をこう教わった。
「男が浮気相手と過ごす時間、心もカラダも奪われ、そして時間が来たら、ちゃんと相手を元に戻して自分も元に戻らないといかん。長っ尻はいかん」
僕が「レンタルおじさん」と勝手に名付けたおじさんだ。そんなレンタルおじさんは、僕に長々と続けた。
いいか。家庭を壊すような浮気はしちゃダメだ。相手に迷惑をかける浮気は三流だ。
一流は「俺DVDレンタル」。画質のいいブルーレイな? ただし、当日返却。決してTSUTAYAの「販売コーナー」に自分を並べてはいけない。女に買い取られて独占されちゃいけない。あくまで当日レンタルのみ。
ちゃき考えてみると、レンタルだろうが販売だろうが、その映画の内容はまったく同じだろ。そんで見る時は同じように集中し、楽しむだろ。レンタルだからって、ないがしろにしない。それと同じだ。心も体もオンにして、バイブの3Dぶりもじっくり楽しんで(笑)。笑って感動して、時間が来たら俺DVDをしっかりお返し願う。もう一度見たい映画と思われたら、また別の日に借りてもらう。それでいい。
ちゃんと当日返却しない女はほかんね。延滞料じゃ済まされない。こじれたら慰謝料になるから怖いね。そんな客には借りてほしくなる。こっちも、また借りてもらえるように、いい画質を保とうと頑張る。エッジの効いた「ブルーレイちんこ」でいられるよう磨く。
なに? そんなこと言う彼女が〝私は風俗嬢じゃないわよ〟って怒るって? ばかやろ、そんなやつにはこう言うてやれ。風俗嬢には心はオンしねえんだよ。心も体もオンにするから彼女なんだよ。ただし、レンタル。当日返却。
つまりだ、俺たちは、女にまた借りてもらえるぐらい中身の濃い作品になってることよ。それが男のイキってもんだ。わかったか!
そう言っておじさんは夜の街に消えていった。
言ってることはめちゃくちゃだが、どこかシャイで憎めないレンタルおじさん。これが「浮気のTSUTAYA論」と僕が命名し、活用して考えた。
女性の皆様、できれば傷などつけず(香水・キスマークの類をつけず)、なるべく当日返却していただけると平和が保たれるのでございます。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
つまり「本命または奥さん以外の女性にまで奪われなければ、カラダだけの関係ならあってもいい」的な考え方。
常識とそれまで言えるのは、さすが夜の帝王・松方さんのお坊っちゃまだ。
しかし、このような恋愛が苦手。女性に申し訳ないし、豪快なものではない。そもそもセフレという言葉が苦手。女性に申し訳ないし、カラダ目当ての恋なんて夢もロマンもない。文学的じゃない。我々浮気おじさんの浮気は、そこを目指してはいない(目指した時代もあったかもしれないが)。
「セフレ」というのは、「する」前提で、「する」ためのデートでしかない。だが我が目指すのは、女子との時間を〝まるで恋人同士〟のようにドキドキ楽しめる時間だ。デートしながら心の〝好きスイッチ〟をオンにして、勝手に股間が熱くなってる時間だ。過去に一度できたらといってまたできると過信せず、勝って兜の緒を締めて、勃って兜の緒を締めて挑む。その予測不能な時間が楽しい。
発明王エジソンが「天才とは1%のひらめきと、99%の努力」という名言を残したが、まさに「できるかもしれない1%の可能性」を信じて、「ムダかもしれない99%の恋の努力」をする時間がこそ楽しいのだ。
「ふーん。じゃ、そんな男の浮気とは何なの? 友達以上、恋人未満?」
そんな昭和歌謡の歌詞のような質問をよこされるが、僕はこう答える。
「大人フレンド」
1%の「できる」かもしれない可能性があるなら、たんなる「友達」ではない。だが、大人の事情でそれなりの時間に帰宅しなければいけないし、大人の理解がないとうまくいかない。でも大人のノリで時として友達以上のスキンシップも大切にする。それがあるからこそ「1%」を信じるし、とはいえ結果、何もなくてもムクレない。そんな、少しの理性とロマンが混在する大人カンケイ。おとなイズム。だから「大人フレンド」。
そういえば、以前、飲み屋で知り合った初老のおじさんから、浮気の極意をこう教わった。
「男が浮気相手と過ごす時間、心もカラダも奪われ、そして時間が来たら、ちゃんと相手を元に戻して自分も元に戻らないといかん。長っ尻はいかん」
僕が「レンタルおじさん」と勝手に名付けたおじさんだ。そんなレンタルおじさんは、僕に長々と続けた。
いいか。家庭を壊すような浮気はしちゃダメだ。相手に迷惑をかける浮気は三流だ。
一流は「俺DVDレンタル」。画質のいいブルーレイな? ただし、当日返却。決してTSUTAYAの「販売コーナー」に自分を並べてはいけない。女に買い取られて独占されちゃいけない。あくまで当日レンタルのみ。
ちゃき考えてみると、レンタルだろうが販売だろうが、その映画の内容はまったく同じだろ。そんで見る時は同じように集中し、楽しむだろ。レンタルだからって、ないがしろにしない。それと同じだ。心も体もオンにして、バイブの3Dぶりもじっくり楽しんで(笑)。笑って感動して、時間が来たら俺DVDをしっかりお返し願う。もう一度見たい映画と思われたら、また別の日に借りてもらう。それでいい。
ちゃんと当日返却しない女はほかんね。延滞料じゃ済まされない。こじれたら慰謝料になるから怖いね。そんな客には借りてほしくなる。こっちも、また借りてもらえるように、いい画質を保とうと頑張る。エッジの効いた「ブルーレイちんこ」でいられるよう磨く。
なに? そんなこと言う彼女が〝私は風俗嬢じゃないわよ〟って怒るって? ばかやろ、そんなやつにはこう言うてやれ。風俗嬢には心はオンしねえんだよ。心も体もオンにするから彼女なんだよ。ただし、レンタル。当日返却。
つまりだ、俺たちは、女にまた借りてもらえるぐらい中身の濃い作品になってることよ。それが男のイキってもんだ。わかったか!
そう言っておじさんは夜の街に消えていった。
言ってることはめちゃくちゃだが、どこかシャイで憎めないレンタルおじさん。これが「浮気のTSUTAYA論」と僕が命名し、活用して考えた。
女性の皆様、できれば傷などつけず(香水・キスマークの類をつけず)、なるべく当日返却していただけると平和が保たれるのでございます。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。