浮気を本気にさせないコツは、妻の「鈍感力」ならぬ「デン感力」
2025年11月19日
浮気とは「午前4時の赤信号」である。
すずきB
「純粋」とは、まじりけがなく、邪念がないこと。
「純水」とは、純度が高く不純物が含まれない水。しかし、純水は、実は飲むと味もそっけもなく飲めたものではない。純度が低いミネラルウォーターのほうが、ミネラル分という不純物があることで味があり、美味しい。飲み続けられる。
「夫婦」にも同じことが言える。
結婚20年で離婚した。原因はただ1つ、夫に愛人がいたことが発覚したから。銀座のクラブのママにマンションを買い与え、お手当てを払い、囲っていた。
夫は某大企業の社長。年商何百億。我々庶民から見たら、愛人の1人や2人いてもおかしくない大富豪。奥さんも子供も、とんでもなく裕福な暮らしをさせてもらっている。
僕のような汚れた浮気おじさんから言わせれば、あの夫婦の離婚の原因は、〝夫に愛人がいたから〟ではない。〝奥さんが敏感すぎたから〟だと勝手に分析している。
その奥さんは、夫の浮気に絶対禁止、少しの「遊び」すら受け入れない。
敏感な妻の前で、夫は完璧を装い、妻にとって疑われない。日々、妻が必死で不純物を取り除き、透明を保っていたその水は、夫にとって、「純水」という味もそっけもない「マズイ水」だと判明する。そんなキレイなだけのマズイ水で、夫は生きられない。「水が合う(=暮らしやすい、心が通う)」という言葉があるが、それこそ、水が合わない。
そう感じ始めた時に、妻に極秘で、銀座のママという美味しい「ミネラルウォーター」の味を知り、居心地が良くなる。
家庭の水に、もう少し不純物(ミネラル分)という名の「遊び」を受け入れてあげていれば、夫はもっと家庭が居心地良かったはずなのに。銀座のクラブという〝水商売〟のママの着物姿、そんな〝呼び水〟に引っかからず、浮気が本気にならずに済んだのに……。
そう、すべては、妻があればどこまでも敏感でなかったら、鈍感力ならぬ「デン感力」があったなら、一生、大富豪の妻のままでいられた。
「鈍感力」という言葉はよく耳にする。職場でも、周囲の声をすべて敏感に気にしていたらうまくいかない。気にしすぎて会社を辞めてしまう。ある程度「鈍感」なほうがうまくいくという考え。
しかし鈍感すぎるのもまた問題で、水がキレイすぎ、純度が高すぎということに気づかない。新感覚の〝もしかしたら鈍感なのではないか〟〝気づくし、感じる。しかし気づかない。ただ気づかない感じない〟=鈍感なのではないけど気づかないふり、鈍感力を超える「デン感力」だ。
し、堂々と構えているのが「デン感力」。
以前テレビで、既婚の女子アナが「夫がもし浮気したら?」と聞かれて、「いや、想像できない。浮気しないと思う」と答えていた。テレビ向けの逃げコメントとばかりは言えない。ガチの本音だとしたら危険。万引きで息子が捕まったのに、「うちの子に限ってそんなことはない、何かの間違い」と受け入れない母親に似ている。その「甘さ」と「過信」が過ちを招いているとも言える。
そして、夫の浮気を想像できない妻に限って、「もし夫が浮気したら離婚」と言いがち。
夫婦は、そんな薄っぺらな信頼なのかと思う。そんな理由で離婚するなら、また再婚しても離婚すると思う。
うちの夫に限って浮気なんてするはずがない、しなくて当然、と過信するのではなく、
「男は浮気する動物。でも浮気させていてくれてありがとう」の気持ちが妻には大事。
「あるかもしれない。あった時にどう対処しようか」を考えてる、危機意識の高さと度量。それが妻に求められる「デン感力」だ。
うちの鬼はデーンと構えながら、決して鈍感ではない。僕を油断させない。抜き打ち検査を実施し、ネズミ捕りをする。時おり怒り、〝心のドス〟を抜いて、おしっこチビるぐらい僕を震え上がらせる。
純水が味もそっけもないように、キレイすぎる家庭に、夫は旨味を感じない。多少汚れてるほうが、居心地がいい。
水くさい、じゃないか。
多少の浮気くらい、水に流そう。
敏感すぎず、鈍感すぎず、デンと構えて壁をクリアしていってほしい。透明とクリアな水だけがクリアさせてくれるわけではない。ほどよく汚れた家庭でこそ、我々男たちは生き生きと暮らせる。まさに、「水を得た魚」のように。
「純水」とは、純度が高く不純物が含まれない水。しかし、純水は、実は飲むと味もそっけもなく飲めたものではない。純度が低いミネラルウォーターのほうが、ミネラル分という不純物があることで味があり、美味しい。飲み続けられる。
「夫婦」にも同じことが言える。
結婚20年で離婚した。原因はただ1つ、夫に愛人がいたことが発覚したから。銀座のクラブのママにマンションを買い与え、お手当てを払い、囲っていた。
夫は某大企業の社長。年商何百億。我々庶民から見たら、愛人の1人や2人いてもおかしくない大富豪。奥さんも子供も、とんでもなく裕福な暮らしをさせてもらっている。
僕のような汚れた浮気おじさんから言わせれば、あの夫婦の離婚の原因は、〝夫に愛人がいたから〟ではない。〝奥さんが敏感すぎたから〟だと勝手に分析している。
その奥さんは、夫の浮気に絶対禁止、少しの「遊び」すら受け入れない。
敏感な妻の前で、夫は完璧を装い、妻にとって疑われない。日々、妻が必死で不純物を取り除き、透明を保っていたその水は、夫にとって、「純水」という味もそっけもない「マズイ水」だと判明する。そんなキレイなだけのマズイ水で、夫は生きられない。「水が合う(=暮らしやすい、心が通う)」という言葉があるが、それこそ、水が合わない。
そう感じ始めた時に、妻に極秘で、銀座のママという美味しい「ミネラルウォーター」の味を知り、居心地が良くなる。
家庭の水に、もう少し不純物(ミネラル分)という名の「遊び」を受け入れてあげていれば、夫はもっと家庭が居心地良かったはずなのに。銀座のクラブという〝水商売〟のママの着物姿、そんな〝呼び水〟に引っかからず、浮気が本気にならずに済んだのに……。
そう、すべては、妻があればどこまでも敏感でなかったら、鈍感力ならぬ「デン感力」があったなら、一生、大富豪の妻のままでいられた。
「鈍感力」という言葉はよく耳にする。職場でも、周囲の声をすべて敏感に気にしていたらうまくいかない。気にしすぎて会社を辞めてしまう。ある程度「鈍感」なほうがうまくいくという考え。
しかし鈍感すぎるのもまた問題で、水がキレイすぎ、純度が高すぎということに気づかない。新感覚の〝もしかしたら鈍感なのではないか〟〝気づくし、感じる。しかし気づかない。ただ気づかない感じない〟=鈍感なのではないけど気づかないふり、鈍感力を超える「デン感力」だ。
し、堂々と構えているのが「デン感力」。
以前テレビで、既婚の女子アナが「夫がもし浮気したら?」と聞かれて、「いや、想像できない。浮気しないと思う」と答えていた。テレビ向けの逃げコメントとばかりは言えない。ガチの本音だとしたら危険。万引きで息子が捕まったのに、「うちの子に限ってそんなことはない、何かの間違い」と受け入れない母親に似ている。その「甘さ」と「過信」が過ちを招いているとも言える。
そして、夫の浮気を想像できない妻に限って、「もし夫が浮気したら離婚」と言いがち。
夫婦は、そんな薄っぺらな信頼なのかと思う。そんな理由で離婚するなら、また再婚しても離婚すると思う。
うちの夫に限って浮気なんてするはずがない、しなくて当然、と過信するのではなく、
「男は浮気する動物。でも浮気させていてくれてありがとう」の気持ちが妻には大事。
「あるかもしれない。あった時にどう対処しようか」を考えてる、危機意識の高さと度量。それが妻に求められる「デン感力」だ。
うちの鬼はデーンと構えながら、決して鈍感ではない。僕を油断させない。抜き打ち検査を実施し、ネズミ捕りをする。時おり怒り、〝心のドス〟を抜いて、おしっこチビるぐらい僕を震え上がらせる。
純水が味もそっけもないように、キレイすぎる家庭に、夫は旨味を感じない。多少汚れてるほうが、居心地がいい。
水くさい、じゃないか。
多少の浮気くらい、水に流そう。
敏感すぎず、鈍感すぎず、デンと構えて壁をクリアしていってほしい。透明とクリアな水だけがクリアさせてくれるわけではない。ほどよく汚れた家庭でこそ、我々男たちは生き生きと暮らせる。まさに、「水を得た魚」のように。