「浮気しない男」を信じる女は、サンタクロースを信じてるぐらいイタい
2025年11月19日
浮気とは「午前4時の赤信号」である。
すずきB
女性に質問です。あなたの夫(または彼氏)は、次のうちどれですか?
浮気しない男。
浮気が下手で奥さんにバレる男。
浮気が上手で奥さんにバレない男。
浮気が上手なつもりで実は奥さんにバレてる男。
この中で、2〜4を選んだあなたは、実に健康的な「奥さん脳」の持ち主であって、特に問題はない。
2は、気が小さく、ウソが顔に出てしまうナイーブな人なので、めったに浮気しないタイプだろう。
一方、3は、ポーカーフェイスが天才的に上手で墓場まで隠し通せるのだから、奥さんは不安も疑いもない。もはや「夫は浮気してない」のと同じ。ある意味、平和だ。
そして4に当てはまるのが、我々浮気おじさん。できれば3でありたいと願うのだが、時折しっぽをつかまれる。結婚後、10個の浮気があったとしたら、だいたい3個はバレてこっぴどく叱られ、5個はバレてないつもりが実はバレていて、そして2個は本気でバレてない。そんな割合な気がする。バレてないつもりが半分バレる。なのにつつこまない奥さん。これはこれで平和だ。
さあ、そして問題は1を選んだあなただ。これを選んだ人は「奥さん脳」が実に不健康と、我々「日本医師会」ならぬ「日本浮気おじさん会」の浮気おじさんは考える。なぜなら、あなたの脳は、奥さんとして「イタい」から。
合コンでたまに、理解しがたいファンタジーOLがいる。
「サンタクロースが実在し、プレゼントを届けてくれると本気で信じてる女性」
1を選んだあなたはそれぐらいイタい。
もちろん、誰もが幼い頃は、サンタさんを信じていた。大人は、巧みに僕たち子供をだました。幼稚園にやって来た白ヒゲのサンタを見て、本物だと心から信じた。しかし、年長のお兄さんが「あ、ネタバレしてる! あれ市役所のおじさんじゃん!」と言ってサンタの実態を暴いたとき愕然とした。が、そこで4歳の僕は、大人の世界を知った。
それと同様、「私の彼は絶対に浮気しない男」と信じるのは、サンタの存在を信じるのと同じ。もちろん「サンタがいない」という証明も難しい。もしかしたら我々が知らないだけで、本当はいるのかもしれない。同じように、浮気しない男(生涯、妻以外の女性に指一本触れない穴主義)も、もしかしたらいるのかもしれない。
だが、2016年の現時点においては、一般的に「サンタがいる」と言ってる大人がイタい人であるのと同様、1を選んだあなたは、イタい。せめて「浮気しないと信じさせてくれる男」なら健康的(ってことは2なのだがね、笑)。
もちろん、心の中で、理想や幻想を信じ続けるのは勝手だが、たとえば飲み会で、「私の彼は、100%浮気しない人よ」とか、「一生浮気しない男じゃなきゃ、結婚は絶対無理!」と発言するのは、「これ、サンタさんがプレゼントしてくれたの〜」とガチの真顔で、本気で言ってるのと同じぐらい「イタい女だと思われる」ことだけは、肝に銘じていただきたい。
さて、話は変わるが……。
我々浮気おじさんも、そうは言ってもファンタジー好きなところもあって、浮気デートしてる時間は、言うなればディズニーランドにいる時間だと思っている。浮気=夢の国。普段だったら絶対にしない、ミッキーマウスの耳をつけて、子供のように夢中になって、時には、憧れの変態おじさんになりきって楽しんでいる。束の間の浮気。
ただし、彼女を家まで送り届けたら、ディズニーランド最寄りの舞浜駅で電車に乗ったのと同じ、現実世界。そこから家に帰る間に、頭の中をリセットし、心の中の「ミッキーの耳」をハズす。
でもたまに電車の中にいる。ディズニーランドのお土産持って、まだ耳をつけてる大人が。あれは浮気をそのまま家に引きずって帰るぐらい恥ずかしいこと。ちゃんと心の中の「ミッキーの耳」をハズして、身なりを整え、ファンデーションや口紅がついてないかをマンション入り口の鏡でチェックし、何食わぬ顔で家族が待つ家に帰らなければ、大人としてバカまる出しだ(たまに、ミッキーの耳をつけっぱなしで鬼にネコづかみされるのだが。ネズミなのに。笑)。
そして、さっきまで夢の国を楽しませてくれた女子も、閉園時間になったら、潔く「心のミニーちゃんの耳」をハズし、舞浜駅、歩いていただきたい。間違ってもゲートの前で「もっといたい」とグタグタをこねないでいただきたい。
そういえば先日、ある真面目な47歳バツイチ女性を口説こうとしたら、
「それじゃ女の子は落ちないわよ、Bさん。結婚してるのは隠して口説かないと。女ってのはね、〝自分1人だけを見てほしいのよ。わかってないでしょ〟(口説くの下手ね)」とガチでダメ出しされた(笑)。
いやいやいや……。我々浮気おじさんとは、〝既婚〟という事実を隠してまで口説きたいわけじゃない。ミッキーの中身は人間(既婚=本命いる話)という現実はわかったうえで、でもそこには言及せずに、ディズニーランドを楽しみたいのであって……。
我々はあくまで、おとぎの世界で夢の時間を過ごしたいだけ。既婚を隠して口説いてほしいと望む人は、サンタを信じる女同様、我々にはイタい人に見えてしまう。
恋はサンタクロース。〝手の早い〟サンタクロース。by明石家さんま。
浮気しない男。
浮気が下手で奥さんにバレる男。
浮気が上手で奥さんにバレない男。
浮気が上手なつもりで実は奥さんにバレてる男。
この中で、2〜4を選んだあなたは、実に健康的な「奥さん脳」の持ち主であって、特に問題はない。
2は、気が小さく、ウソが顔に出てしまうナイーブな人なので、めったに浮気しないタイプだろう。
一方、3は、ポーカーフェイスが天才的に上手で墓場まで隠し通せるのだから、奥さんは不安も疑いもない。もはや「夫は浮気してない」のと同じ。ある意味、平和だ。
そして4に当てはまるのが、我々浮気おじさん。できれば3でありたいと願うのだが、時折しっぽをつかまれる。結婚後、10個の浮気があったとしたら、だいたい3個はバレてこっぴどく叱られ、5個はバレてないつもりが実はバレていて、そして2個は本気でバレてない。そんな割合な気がする。バレてないつもりが半分バレる。なのにつつこまない奥さん。これはこれで平和だ。
さあ、そして問題は1を選んだあなただ。これを選んだ人は「奥さん脳」が実に不健康と、我々「日本医師会」ならぬ「日本浮気おじさん会」の浮気おじさんは考える。なぜなら、あなたの脳は、奥さんとして「イタい」から。
合コンでたまに、理解しがたいファンタジーOLがいる。
「サンタクロースが実在し、プレゼントを届けてくれると本気で信じてる女性」
1を選んだあなたはそれぐらいイタい。
もちろん、誰もが幼い頃は、サンタさんを信じていた。大人は、巧みに僕たち子供をだました。幼稚園にやって来た白ヒゲのサンタを見て、本物だと心から信じた。しかし、年長のお兄さんが「あ、ネタバレしてる! あれ市役所のおじさんじゃん!」と言ってサンタの実態を暴いたとき愕然とした。が、そこで4歳の僕は、大人の世界を知った。
それと同様、「私の彼は絶対に浮気しない男」と信じるのは、サンタの存在を信じるのと同じ。もちろん「サンタがいない」という証明も難しい。もしかしたら我々が知らないだけで、本当はいるのかもしれない。同じように、浮気しない男(生涯、妻以外の女性に指一本触れない穴主義)も、もしかしたらいるのかもしれない。
だが、2016年の現時点においては、一般的に「サンタがいる」と言ってる大人がイタい人であるのと同様、1を選んだあなたは、イタい。せめて「浮気しないと信じさせてくれる男」なら健康的(ってことは2なのだがね、笑)。
もちろん、心の中で、理想や幻想を信じ続けるのは勝手だが、たとえば飲み会で、「私の彼は、100%浮気しない人よ」とか、「一生浮気しない男じゃなきゃ、結婚は絶対無理!」と発言するのは、「これ、サンタさんがプレゼントしてくれたの〜」とガチの真顔で、本気で言ってるのと同じぐらい「イタい女だと思われる」ことだけは、肝に銘じていただきたい。
さて、話は変わるが……。
我々浮気おじさんも、そうは言ってもファンタジー好きなところもあって、浮気デートしてる時間は、言うなればディズニーランドにいる時間だと思っている。浮気=夢の国。普段だったら絶対にしない、ミッキーマウスの耳をつけて、子供のように夢中になって、時には、憧れの変態おじさんになりきって楽しんでいる。束の間の浮気。
ただし、彼女を家まで送り届けたら、ディズニーランド最寄りの舞浜駅で電車に乗ったのと同じ、現実世界。そこから家に帰る間に、頭の中をリセットし、心の中の「ミッキーの耳」をハズす。
でもたまに電車の中にいる。ディズニーランドのお土産持って、まだ耳をつけてる大人が。あれは浮気をそのまま家に引きずって帰るぐらい恥ずかしいこと。ちゃんと心の中の「ミッキーの耳」をハズして、身なりを整え、ファンデーションや口紅がついてないかをマンション入り口の鏡でチェックし、何食わぬ顔で家族が待つ家に帰らなければ、大人としてバカまる出しだ(たまに、ミッキーの耳をつけっぱなしで鬼にネコづかみされるのだが。ネズミなのに。笑)。
そして、さっきまで夢の国を楽しませてくれた女子も、閉園時間になったら、潔く「心のミニーちゃんの耳」をハズし、舞浜駅、歩いていただきたい。間違ってもゲートの前で「もっといたい」とグタグタをこねないでいただきたい。
そういえば先日、ある真面目な47歳バツイチ女性を口説こうとしたら、
「それじゃ女の子は落ちないわよ、Bさん。結婚してるのは隠して口説かないと。女ってのはね、〝自分1人だけを見てほしいのよ。わかってないでしょ〟(口説くの下手ね)」とガチでダメ出しされた(笑)。
いやいやいや……。我々浮気おじさんとは、〝既婚〟という事実を隠してまで口説きたいわけじゃない。ミッキーの中身は人間(既婚=本命いる話)という現実はわかったうえで、でもそこには言及せずに、ディズニーランドを楽しみたいのであって……。
我々はあくまで、おとぎの世界で夢の時間を過ごしたいだけ。既婚を隠して口説いてほしいと望む人は、サンタを信じる女同様、我々にはイタい人に見えてしまう。
恋はサンタクロース。〝手の早い〟サンタクロース。by明石家さんま。