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探偵の知識

|ADR(裁判外紛争処理)機関の相談・あっせん・仲裁を活用したトラブル解決の仕方|早わかり・各種のトラブルと専門機関の活用の仕方

2025年11月19日

示談・調停・和解のやり方がわかる本

◼️多様化する紛争解決法
訴訟のメリットはなんと言っても判決に基づく
強制執行ができる点にあ
ります。
一方、デメリットは、訴訟には時間や費用(弁護士費用含む)がかかることです。また、相手に資力がない等のために、強制執行ができない場合もあります。
◼️訴訟以外での紛争解決
こうしたことから、最近では費用が安くて早い、裁判外紛争解決手続き
(ADR)によるトラブル解決が注目されています。
◼️仲裁法の制定                              仲裁法が平成16年の1月に施行されました。
仲裁制度とは、当事者が合意によって紛争解決機関を選定し、その仲裁機関(ADRなど)が審査して判断をくだすと、当事者双方がこの判断に拘束されるというものです。
つまり、伸裁裁定の合意がある場合には、原則として訴訟などの他の法的手続きをとることはできず、また、仲裁判断は判決と同じ効力を有し、強制執行ができるというものです。
仲裁法に対しては、反対意見も多く、消費者契約や個別労働紛争では仲裁合意を解除できるとしたり、無効とする付則が設けられています。